このたび、第42回日本栄養アセスメント研究会を2019年6月7日（金）・8日（土）の両日、大阪大学銀杏会館（大阪府吹田市）にて開催させていただきます。本研究会は、1983年に日本人の身体計測標準値の確立を目的に岡田（大阪大学）、武藤（岐阜大学）らにより設立されて以来35年の歴史を刻み、その間全国的なスケールでの新身体計測基準値をJARD2001として発行するなど、我が国の栄養アセスメントを中心とした栄養学の進歩に貢献してまいりました。このような歴史ある研究会を開催させていただくことは大変光栄であり、会員の皆様方には厚く御礼申し上げます。
　今回の研究会テーマを、「新たな視点で見る栄養評価」とさせていただきました。我が国ではNSTの概念が定着し、多くの病院においてNSTによる栄養管理が実践されております。その中で本研究会では、従来の常識にとらわれずに新しい知見を発表する機会にしたいと思います。研究会は、伝統に従って1日目（金）午後から教育セミナーを、2日目（土）は一般演題、特別講演などを予定しております。1日目の教育セミナーはこれまでの講演形式ではなく、各施設から症例を持ち寄って、互いに意見を交わしながらエビデンスに基づいた栄養評価、栄養管理を習得できるような参加型セミナーにしたいと考えております。また教育セミナー終了後、銀杏会館内のレストランで会員懇親会を開催しますので、ぜひご参加ください。
　発表は可能な限り一つの会場に集約し、時間をかけて発表、討論いただきます。優秀な発表には、会長推薦論文として雑誌「栄養」に論文を掲載させていただきますので、ぜひ積極的に演題をご登録ください。活発で実りある学術集会にするべく、皆様方のご支援をお願い申し上げます。